超教育協会・福岡は、自治体・教育機関・民間の取組みを集結し、次世代を担うこども達にデジタルテクノロジー教育の機会を創出しています。2024年度は、いくつかの自治体と連携協定を結び、地域の皆様に対するワークショップ活動を進めています。
プログラミング教育必修化も施行から4年が経過しました。各自治体の努力によって、プログラミング教育のすそ野を広げる取り組みも進んできました。そのような多様なニーズに対応し、地域のデジタル教育の底上げを図るため、当社と包括連携協定を締結する飯塚市の2校に対し、プログラミング教育に係る模擬授業を実施しました。嘉穂無線ホールディングスのグループ会社であるイーケイジャパン株式会社の社員が講師を務め、2校の延べ120名以上の児童に対して、プログラミングの考え方を学ぶ授業を実施しました。
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また、太宰府市にある筑陽学園高等学校のDXハイスクールの取り組みの支援も行っています。嘉穂無線ホールディングス株式会社が運営するホームセンター「グッデイ」のデジタルものづくり工房「デジタルクラフトスタジオ」のスタッフがレーザーカッター・3Ⅾプリンター研修を実施しました。それぞれ2回ずつ計4回、各30程度を対象に開催し、アイディアをデータ化し、加工ソフトにて変換することを学びました。今後も来校者にイベントを実施するなど、DX支援の取り組みを続けていきます。
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店舗近隣の中学校の職場体験の受け入れも実施しました。10月末、福岡大学附属大濠中学校の2年生20人が、グッデイ姪浜店で職場体験を行いました。これは、グッデイが参加する「Fukuoka Smart City Community(FSC)」の企画の一環で、ホームセンター業界のDXについて学ぶ貴重な機会となりました。店舗でのIT端末やデータ分析ツールの活用、グループウェア(Google Workspace)の業務利用など、普段利用する店舗の裏側で、どのようにデジタルツールが利用されているのかを、店舗を見学しながら学びました。グッデイが取り組んでいるDXによる小売業の業務効率化については、生徒たちから多くの質問も飛び出しました。
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2024年3月には、福岡では6回目となる「ワークショップコレクション in 福岡」を九州大学伊都キャンパスで開催しました。九州大学講師7名による小学生向け特別授業や、約40種類のワークショップを展開しました。当日は約3万人の親子連れが来場し、科学や電子工作・デジタルなどをテーマとしたワークショップを体験しました。
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2025年度は、カホエンタープライズが提供するDX人材研修を、社内外に対して実施する予定です。さらに、データサイエンスやBIツールの利用方法などを、初心者向けに分かりやすく解説した研修を企業向けに行い、DX人材の育成を促進します。
グッデイを軸とした自治体との連携協定を元に、2024年度の取り組みをさらに発展させて、当グループが持つリソースをベースとした様々なワークショップを引き続き提供していきます。また、来年度以降は九州の企業向けに超教育協会の活動を紹介し、新規会員の獲得を目指したいと思います。