「教育情報化推進法の成立に寄せて」
2019年6月21日
一般社団法人超教育協会
「学校教育の情報化の推進に関する法律」(教育情報化推進法)が国会にて可決・成立しました。
学校教育情報化施策を国が総合的かつ計画的に策定・実施し、地方自治体に推進計画を定める努力を課す等を内容とするものです。学校教育情報化を大きく進展させるエンジンとなります。
この法律は、与野党の超党派国会議員による「教育におけるICT利活用促進をめざす議員連盟」が策定したものです。
法案は超教育協会の関係者も作業に加わって作成しました。デジタル教科書教材協議会DiTT(現 超教育協会)が2015年6月、「教育情報化推進法の制定」を提言し、これを受けて議連として法案を制定する方針となったのが発端です。
以来2年半、議員や関係者のみなさまの努力に感謝申し上げるとともに、成立をお慶び申し上げます。
まずDiTTが2012年に「デジタル教科書法」を提言したものが2018年に政府提案の学校教育法改正で実現し、このたび「推進法」も議員提案で成立、ダブル目標が達成したことになります。
この法律が十分に活用され、後進国と言われる日本の教育情報化が力強く進むことを願います。超教育協会としては、さらに、AIやブロックチェーンはじめ先端技術の教育実装を進め、日本の教育環境が世界をリードするものとなるよう努める所存です。