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「超大学」開講のお知らせ

お知らせ|事務局からのお知らせ

2019.4.5 Fri

AI、IoT、ビッグデータ、セキュリティ、デザイン思考、イノベーションマネジメントなど、次世代の経営に必須な知識を、日本を代表する講師陣が伝授する 「超大学」を開講します。
トップクラスの講義とワークショップを通じて戦略の構築に向けて新たな洞察と人脈を身につける3日間。次の10年を開くビジョンを提供します。

超大学 学長  奥出直人(慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科教授)


超大学を開始します。
現代のビジネスが抱える問題に挑戦するために不可欠なAI、 IOT、 建築、イノベーションの分野を先導する教授たちが自分たちが所属する大学を超えて集まります。
それが超大学です。大学では知識の伝達をおこなう講義だけではなく、実験や議論を通して、身体的に学問を創造しています。
そこで、超大学では、単に教授の講義を聞くだけではなくて、参加者はその学問が生まれてくる現場をワークショップ形式で経験して、なぜ、教授がこのような主張をするのかを身体を通して学ぶことができるようにしました。参加者は、ワークショップで知見を得て、それを自分たちのビジネスに活用することができます。また、大学の研究室が卒業生のネットワークにささえられていることを忘れてはいけません。そこで、超大学では参加者が卒業生としてコミュニティをつくり、活発な活動を行う活動ができるように、ネットワーク構築の支援もおこないます。

せまりくるビジネスの緊急の課題を解くために必要な学問を知識としてだけではなく、ワークショップ経験をとおしてその知恵と技を経験できる超大学への皆さんの参加をお待ちしています。

会場・募集要項・プログラム

<会場>
慶應義塾大学三田キャンパス東館6F G-SEC LAB
 
<募集要項>
超大学募集要項(pdf)
 
<プログラム>

講演概要

【特別講演】
「プラチナ変革の拠点「超大学」-新ビジョン2050-」
株式会社三菱総合研究所理事長 東京大学第28代総長 小宮山 宏

我々は人類史の転換期を生きている。21世紀、もし私たちが賢ければ、地球が持続し、豊かで、人の自己実現を可能とするプラチナ社会を実現できるだろう。自己実現の鍵は自由と多様性であり、ITやAIは変革の手段だ。プラチナ変革の拠点として、大学をプラットフォームとした企業や自治体など多様な関係者の連携の場、「超大学」を提案したい。
 
「点・線・面」
建築家 東京大学教授  隈 研吾

20世紀を支配したコンクリートでつくられたヴォリューム(量塊)を、自然素材をつかって点、線、面へと解体したい。ヴォリュームを指向するコンクリート建築から、ヴォリュームになることを拒否する、工業化社会以後の自然な建築への転換を考え続けてきた。
 
【基調講演】
「バーチャルリアリティ応用展開」
東京大学教授  稲見 昌彦

バーチャルリアリティという言葉は1989年、つまり平成元年に世に広まった。しかしながら当時のVRシステムは高価かつ、扱うには高度のスキルを要し、大学や大規模な研究機関のみでの利用にとどまっていた。令和元年を迎えた現在、VRは情報工学のいち領域ではなく、社会のあらゆるサービスの基盤的な技術として用いられるようになりつつある。本講義ではVR”研究からVR”研究開発し・サービスを展開するというトレンドをとらえつつ、VRというコンセプトの本質的な意味を解説するとともに、その将来を展望する。
 
「イノベーションの後半戦」
慶應義塾大学教授  奥出 直人

イノベーションは顧客が必要としていることを実現するプロダクトやサービスであるとする考え方はデザイン思考の普及で近年広くコンセンサスを得てきたと思う。しかしよい製品をつくったとしてもそれをどのように顧客に届ければいいのか?ここがイノベーション論として議論されていない。この「イノベーションの後半戦」について議論したい。
 
【ワークショップ・VRのその先へ.変わりゆく身体感覚】
「ワークショップ1::VR視覚接続による知覚拡張」
株式会社ソニーコンピュータサイエンス研究所 アソシエイトリサーチャー
東京大学大学院情報学環博士課程修了 博士(学際情報学)
 笠原俊一
Virtual Reality技術は仮想的な現実感を高めていくだけではなく、人間の知覚の有り様にも大きくインパクトを与えると予測される。
本ワークショップでは、簡易的なVR視覚接続装置を用いたミニゲームを通して、身体知覚の拡張やコミュニケーション様式の変容の可能性を体感し議論する。
 
「ワークショップ2:触覚を通じた身体感覚の創造」
慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科 教授  南澤孝太
現代のテクノロジーは視聴覚に留まらず、人の皮膚感覚や体感などの「触覚」をもデジタル領域に取り込み始めている。
本ワークショップでは、触感覚のプロトタイピングツール TECHTILE toolkit を用いて,触感覚を活用した新たなプロダクト/サービスのデザインを試みる。
 
「人工知能の未来 -ディープラーニングの先にあるもの-」
東京大学教授  松尾 豊

本講演では、人工知能の最新動向、特にディープラーニングを取り巻く状況について述べる。人工知能の歴史を紐解きながら、ディープラーニングのもつ意義を解説し、今後の研究の進展について概観する。また、こういった人工知能の変化が、今後、どのように社会や産業を変えるのか、人工知能の未来について解説する。
 
Society5.0に向けたIoT, AIの利活用及びデータ戦略
東京大学教授  越塚 登

我が国の経済界や政府が目指すSociety 5.0では、IoTであらゆるモノや人をつなげ、様々な知識や情報を共有し、新しいイノベーションを起こそうと目指しています。一方、人工知能(AI)により、様々なサービスの自動化、高効率化が期待されます。どちらにおいても最も重要な要素が、「データ」です。本講演では、Society 5.0に向けた取組のなかでデータが果たす役割を述べ、必要なデータ戦略がどのようなものかを述べます。
 
「『超』=innovationの源泉とは?『絶対矛盾~求め続ける人間~螺旋運動』
建築家  坂野 正崇

遠くない将来、私達はテクノロジーの進化により「人間のビッグバン」と呼べるような大きな価値観の変革期を迎えます。人間の歴史を振り返ると、必要なものと求めるものとが一致し続ける事は稀で、その事実は人間の本質を理解する上で大きな手掛かりです。私達がこれまで抱え続けてきた本質的な課題について考え、その叡知を身体化させる事が、未来のイノベーションの鍵になります。

講師

【特別講演】
小宮山宏
株式会社三菱総合研究所 理事長
1972年東京大学大学院工学系研究科博士課程修了。2005年第28代東京大学総長に就任。2009年3月退任。同年4月に三菱総合研究所理事長に就任。2010年8月、サステナブルで希望ある未来社会を築くため「プラチナ構想ネットワーク」を設立し、会長に就任。生活や社会の質を求める「プラチナ社会」の実現に向けたイノベーション促進に取組んでいる。
 
隈研吾
建築家・東京大学 教授
1954年生まれ。1990年、隈研吾建築都市設計事務所設立。2009年より現職。近作に根津美術館、浅草文化観光センター、長岡市役所アオーレ、歌舞伎座、ブザンソン芸術文化センター、FRACマルセイユ、V&A Dundee等があり、国内外で多数のプロジェクトが進行中。新国立競技場の設計にも携わる。著書は『小さな建築」(岩波新書)、『建築家、走る』(新潮社)、『僕の場所』(大和書房)、他多数。
 
【基調講演】
奥出直人
慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科(KMD)教授
1954年、兵庫県生まれ。1978年慶應義塾大学文学部社会学科卒業、1986年ジョージ・ワシントン大学アメリカ研究科博士課程修了Ph.D.。埼玉大学講師、慶應義塾大学環境情報学部教授などを経て現職。文化人類学、現象学、メディア環境論などの幅広い研究業績を基盤に、21世紀のものづくりの根幹となるフレームワークを研究・開発。その成果をもとに多くの企業にイノベーションコンサルティングを行い、商品開発にも参加している。
 
稲見昌彦
東京大学先端科学技術研究センター教授
東京大学 バーチャルリアリティ教育研究センター 応用展開部門長
JST ERATO稲見自在化身体プロジェクト 研究総括 、 博士(工学)
電気通信大学、慶應義塾大学等を経て現職。自在化技術、AugmentedHuman、エンタテインメント工学に興味を持つ。米TIME 誌Coolest Invention of the Year、文部科学大臣表彰若手科学者賞などを受賞。超人スポーツ協会共同代表。VRコンソーシアム理事。著書に『スーパーヒューマン誕生! 人間はSFを超える』(NHK出版新書)
 
越塚登
東京大学大学院情報学環 教授
1994年 東京大学大学院理学系研究科博士課程修了、博士(理学)。1996年東京大学大学院人文社会系研究科・助教授、2009年9月東京大学大学院情報学環・学際情報学府教授。専門は計算機科学(Computer Science)。特にUbiquitous Computing やIoT(Internetof Things)、Block Chainなどの研究に取り組んできた。近年は社会基盤としての情報システムに関心を持つ。総務省 情報通信審議会 情報通信政策部会 IoT 政策部会構成員、国土交通省社会資本整備委員会・交通政策審議会技術部会・気象分科会、各委員などの政府委員を歴任。
 
松尾豊
東京大学大学院工学系研究科 教授
1997年東京大学工学部電子情報工学科卒業。2002年同大学院博士課程修了。博士(工学)。産業技術総合研究所研究員、スタンフォード大学客員研究員を経て、2007年より、東京大学大学院工学系研究科准教授、2014年より特任准教授、2019年より東京大学大学院工学系研究科 人工物工学研究センター/技術経営戦略学専攻 教授。
専門分野は、人工知能、ウェブマイニング、深層学習。2014年から2018年まで人工知能学会倫理委員長。2017年より日本ディープラーニング協会理事長。
 
坂野正崇
建築家
北海道生まれ、東京育ち。神奈川県私立栄光学園高等学校を自主退学、大学受験資格検定合格。ボストン・バークリー音楽院大学に入学後、ニューヨークを拠点に音楽家として本格的な活動開始。バークリー音楽院大学を卒業後、北海道・網走の工務店で宮大工の修行に入る。その後、建築家として独立。2006年に建築企画、設計、施工一括受注の「i-ado 」設立。建築分野を活動の中心として、日本をはじめ、欧米、ブラジル、中国、台湾、インド、スペイン等、国内外における数多くのプロジェクトにおいて、茶室・古民家・寺社仏閣等の文化財、ファッションや食に関わる空間、教育・美術・映画・演劇等に関わる施設、ホテル・ヴィラ等の宿泊施設や住居・別荘等の居住空間を企画から設計、施工まで一貫して行っている。
 
【ワークショップ】
笠原俊一
株式会社ソニーコンピュータサイエンス研究所 アソシエイトリサーチャー
東京大学大学院情報学環博士課程修了 博士(学際情報学)
“Superception(超知覚)”という研究コンセプトに基づきコンピュータによる知覚の接続、制御や拡張に関する研究を行う。
南澤孝太
慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科 教授
東京大学大学院情報理工学系研究科修了 博士(情報理工学)
Haptics(触覚)を中心に、人の身体感覚を共有・拡張・創造する Embodied Media(身体性メディア)の研究および社会実装を推進。科学技術振興機構ACCELプログラムマネージャー補佐、IEEE Technical Committee on Haptics Vice Chair、超人スポーツ協会事務局長などを兼務 。

お問い合わせ

一般社団法人超教育協会内
超大学事務局 info@lot.or.jp

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